関節拘縮

2018年06月13日

梅雨に入りジメジメした日々が続き憂鬱な日が多くなりました。

この時期になると、古傷が痛み出したり、むち打ちの症状がぶり返したり、

関節が固くなったり、腫れぼったく感じる方が多くいらっしゃると思います。

なぜ、梅雨時期に関節が痛くなるのか?

ズバリ低気圧です!

ではなぜ、気圧が低くなると痛くなるのか?

最近の研究では気圧を感じるセンサーが耳の中にあります。

そのセンサーが気圧が低くなると脳に危険な状態と信号を送り、脳が交感神経を介して痛覚神経を過剰に興奮させるからだそうです。

だいぶ話がそれましたが本題に戻ります(-_-)

今回は関節拘縮について話していきたいと思います。

まず関節拘縮とは何か?

簡単に言うと関節が固くなり動く範囲が狭くなることです。

関節の構造について説明していきます。

2本の骨、もしくは複数の骨が集まってできています。

骨と骨をつないでいるのが靭帯です。

そして関節のまわりを覆っている袋状のものを関節胞と言います。

その関節胞の中に関節液が入っています。

関節液は潤滑液の役割と関節の軟骨に栄養を与える役割も担っています。

こういった関節を構成する組織が何らかの原因で硬くなったことを関節拘縮というわけです。

原因としては骨折や脱臼、捻挫などで固定をした際に長期間動かさないでいるので

靭帯や関節胞の柔軟性が乏しくなります。

また、脱臼や捻挫では靭帯や関節胞が損傷します。

そうすると治る際に瘢痕組織として残ります。

この瘢痕組織は固くしこりのようになるので靭帯等の収縮性が悪くなります。

これは筋肉でも同じで、

肉離れなどで筋肉に損傷を受けた際にも瘢痕組織ができます。

当院ではまず、ケガをして来院された場合は、

この瘢痕組織をなるべく小さくなるよう固定や冷却、圧迫などで安静を図ります。

その後、炎症が落ち着いたら頃に患部のマッサージなどを施して関節、靭帯、筋肉の柔軟性を出していき可動域を広げていきます。

また家でできるリハビリのアドバイスなどもします!!

骨折、脱臼でのリハビリでも当院にご相談ください。

ケガの後の関節の固まりや腫れぼったさを感じた場合も、お気軽にお問い合わせください。

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